森林から得られた木材は、炭素を貯えたまま加工され、住宅や家具などになります。これらはある期間使った後に解体されますが、使っている間も森林が生長します。使った後も木質リサイクル資源や木質バイオマスエネルギーとして利用可能です。このような点は他の資源には無い、木材の優れた特性です。二酸化炭素の排出量を減らす為には森林を造成しながら木材を使うことが大切なのです。
タイセイは京都産の木を弊社隣接の製材所で製材し、京都近隣で、木を使った家造りをしています。
その意味は地産地消、輸送コスト及び輸送エネルギーの消費によるCO2のカットだけではなく、衰退している林業を支えるという側面ももっています。
豊富な森林があるはずの日本ですが、安価に供給される外国産材の輸入が増え、木材自給率は 約2割まで落ち込んでしまいました。それにより林業が衰退し、間伐などの維持管理がなされない森が増え、森の活力が失われてしまっています。
森林は光合成により CO2 を吸収するだけではなく、雨水を地中に貯める事で洪水や渇水を抑え、地に根を張ることで土砂崩れを防止します。きちんと人工林を管理することは、国産材を守ることだけでなく、私たちの自然と、生活を守ることにも繋がります。
植林された木は木材として使用できるようになるまで 40 年かかります。 高度成長期に植えられた木はちょうど使い時を迎え、人工林のうち約 4 割が利用の時期なのです。まさに今、国産材を使っていくことには大きな意義があるのです。
自然素材の家をオススメする理由の一つに、“消臭効果”があります。
壁紙や床を!“呼吸する”自然素材にすると、ペットやお料理の臭いがこもらず、いつでもクリアな空気に。
普通の壁紙との違いを実感できるでしょう。
森林浴をするとリラックスして心地よくなりませんか?
それは樹木が発する芳香成分の働きによるものです。
その成分は伐採された木材になっても失われませんので、天然無垢の住まいでは家に居るだけで森林浴と同じ効果が得られますよ。
木は空気中の湿度が高い時は水分を吸収し、低い時には水分を排出して湿度をコントロールしてくれます。
夏は高温多湿、冬は底冷えをする日本の住宅にピッタリの素材と言えます。
木造は火に弱いと考えられてますが、実は火に強いんです。
木は表面が燃えると炭化しますが、炭化すると内部まで酸素が届きにくくなり、燃え尽きるまでに相当の時間を要します。
なので、木の家が火災が起こった場合でも倒壊する事はなかなかありません。
紫外線は人に有害だといわれてますが、実は木材には紫外線吸収、反射防止などの効果があるのです。
ですので木材には紫外線を吸収し、まぶしさを和らげる効果もあるんです。
自然素材は住めば住むほど自然な味わいが出てきます。
これを経年劣化ととらえるか、味が出たととらえるか、人それぞれですが、味のある懐かしい空間がお好きな方には是非自然素材の家をおすすめします!
自然素材には工業製品にはない温かみが感じられます。
感覚的なものですので、写真や文章では伝わりにくいのですが、木の香りの感じるくつろぎ空間はまるで森の中にいるような清々しさを感じますよ!