FORESTRY 林業への取り組み

理想的な循環系を作る、森林と木材利用

森林から得られた木材は、炭素を貯えたまま加工され、住宅や家具などになります。これらはある期間使った後に解体されますが、使っている間も森林が生長します。使った後も木質リサイクル資源や木質バイオマスエネルギーとして利用可能です。このような点は他の資源には無い、木材の優れた特性です。二酸化炭素の排出量を減らす為には森林を造成しながら木材を使うことが大切なのです。

林業と木造建築事業に、総合的に取り組んでいます。

タイセイは京都産の木を弊社隣接の製材所で製材し、京都近隣で、木を使った家造りをしています。
その意味は地産地消、輸送コスト及び輸送エネルギーの消費によるCO2のカットだけではなく、衰退している林業を支えるという側面ももっています。

国産材を使うことで日本の森林を守りたい

豊富な森林があるはずの日本ですが、安価に供給される外国産材の輸入が増え、木材自給率は 約2割まで落ち込んでしまいました。それにより林業が衰退し、間伐などの維持管理がなされない森が増え、森の活力が失われてしまっています。
森林は光合成により CO2 を吸収するだけではなく、雨水を地中に貯める事で洪水や渇水を抑え、地に根を張ることで土砂崩れを防止します。きちんと人工林を管理することは、国産材を守ることだけでなく、私たちの自然と、生活を守ることにも繋がります。

植林された木は木材として使用できるようになるまで 40 年かかります。 高度成長期に植えられた木はちょうど使い時を迎え、人工林のうち約 4 割が利用の時期なのです。まさに今、国産材を使っていくことには大きな意義があるのです。